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 ブログ2  健康を引き寄せる 


< 健康コンプレックス >



私は、心の不調が、身体に現れるタイプです。
小さいころから、不安が健康に直結していました。

そして、なんとなくそれを自覚していて、自分はダメだ、と思いながら、どうしようも出来ないもどかしさを感じ、拗ねていた気がします。


東京大学名誉教授で、長年、東大病院救命救急医をつとめておられた、矢作直樹さんによると

「健康でいるには、健康とかそういうことを一切考えないことです。」
とおっしゃっていましたが、まさにその通りだなあ、と思います。


そんな、離れ技はマネできないので
自分なりの見解をもって、観念的に(そうだと思うことによって)健康を引き寄せたいと思います。



< 運動のススメ >



運動は、体力や筋力が向上して代謝や血流の改善から病気の予防に効果があることは有名ですが
さらに、運動すると、頭がよくなる ということをご存知でしょうか。


脳の成長を促し
加齢とともに減少するニューロンを増加させ
脳の働きそのものや、脳の容積まで・・運動によって改善するのです。

つまり、運動すると何歳からでも、何度でも、脳は鍛えられます。


寝たきりの人で、できる運動
というのを、整形外科医で在宅医の(名前わすれた!)医師の講演で聞いたことがあります。
「ゴキブリ体操」と言っておられました。寝ながらもぞもぞ動くのです。

手足が宙に浮くなら、背中をつけたまま空中で歩くように手足を動かすのが良いのだそうで、私も、腰痛で起きれない人に、やって見せたことがあります。



運動は 不安を抑制します。

一例として
有酸素運動で、脂肪が燃焼するとセロトニンという物質が増加して、落ち着きがもたらされ、心拍数が抑えられてストレスが解消されるのです。

つまり、メンヘラ(心の不安定さ)を落ち着かせます。

不安を掻き立てるような、ネガティブな反すう(繰り返し考える)が断ち切られます。

アルコールで破壊された、海馬の細胞メカニズムも、10分の運動で再生され始めるそうです。(まじか)


運動をすると、気持ちがよくなり、頭がスッキリして、注意力が高まり、やる気を起こします

これの逆は、当然「うごかないこと」です。

テレビを見たり、座ったままの仕事など、長いあいだ座ったままでいることで、やる気をなくし、注意力を低下させ、頭をどんよりさせます。


多くのデキルビジネスパーソンが、筋トレをしたりジムに通ったりするのは、見た目をよくするためではなくて(そんなイメージがあった!)
仕事で立場が上がると、どんどん難しい問題に取り組まなくてはならなくなるので、余分なものをそぎ落として、集中や反応をうまく使いこなせるようになるためには「運動しかない」と気づくからだと思います。



鬱の人の効果的な治療として、睡眠と散歩が有名です。
運動をすると、悲しい気分が薄れるより先に、体にエネルギーが満ちてくるように感じられるそうです。

自分を肯定的にとらえてから、体の調子が良くなったように感じる。
脳の分泌物が、前頭前野から下部組織へと波及していくからなのだそうです。


リラックスと、運動
これは同等の役割を担うようですが

私たちは、寝ていないと「眠れなかった・・・どうしよう」と重大に思うのに、「運動してない!!やばい〜」とはなかなか思えません


20分のストレッチなど軽い運動をすると、その後の3〜4時間は集中力と認知力、考察力が上がったまま持続する、という証明がされていますが


なんと、たった5分でもその効果が得られますよ!
というのが

「自然の中に行く」
という技です。

私もだいすき〜!!な、緑と水です。
自然て、ほんと神!



< グリーンエクササイズ >



「緑の中で運動する」というと、ハイキングとか、休日の緑地公園なんかをイメージすると思いますが

ふつーに、街中で平日の仕事の合間の休憩
たとえば、お昼ごはんを買いに行くときに
街路樹を見ながら、ゆったり歩くだけでOKです。

公園を横切ったり、噴水があるところへ遠回りしたり、住宅街のガーデニングを見ながら「リラックス」して歩くなど
5分、自然を意識して歩いたり走ったりすれば、精神的余裕がでてきて、その後の仕事効率も上がります。


もちろん、休日には緑地公園で過ごしたり、ハイキングで、木々や、川の流れを見れば、また休み明けの元気チャージになります。

森林浴などで、体を動かしてリラックスすることは、マッサージなどのリラクゼーションよりも、疲れをとる有効性が証明されています。



< その疲れ、体の疲れではないかも >





子供は、体を動かして遊んだあとには、「疲れた」と言わずに、こてっと寝ます。
私も、運動をしたあとは「疲れた」と感じるまえに寝てしまうことがあります。

身体的疲労というのは、実感として、疲れよりも「眠気」を感じるのではないでしょうか。

それとかわって、仕事や生活の疲れは「神経的疲れ」と言われています。(「脳の疲れ」や「自律神経の疲れ」ともいわれます。人間関係や悩み事の「精神的疲れ」もあります)


アスリートなど、体を酷使する仕事をしているひとは、肉体を休ませることが必要だけれど、デスクワークやサービス業で、肉体の負荷よりも脳や神経を使っている人は運動が休息である。というようなことも聞いたことがあり

さらには、体と脳を交互に使う(交互に休める)と、いつまででも動くことができる
という人もいます。

「寝たのに、まだ疲れが取れない」と感じる人は、体を休める休息が足りていないのではなく、体を動かす休息が必要なのかもしれません。

寝ることや食べることと同じくらい、運動を意識してみませんか。

「あれこれ忙しくて、そんな時間ないよ」
   ↓
「あれこれ効率よく済ますために、運動しよ!」と、試してみてはどうかな、と思います。









 








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